アスリートがヴィーガンを実践する理由|ヴィーガンアスリート一覧

近年、ヴィーガンを実践するアスリートが増えています。

体力が必要なアスリートが、肉や魚を食べないヴィーガンを実践しているなんて想像できないかもしれませんが、実はヴィーガンはアスリートにとって多くのメリットがあるのです。

今回は、アスリートがヴィーガンを選ぶ理由と、実際にヴィーガン生活を送っているアスリートを紹介します。

 

ヴィーガンアスリートが増えている理由

ヴィーガンアスリートが増えている理由

アスリートたちがヴィーガンを選ぶ理由としては、主に以下4つです。

  • 精神状態が安定する
  • 疲れにくくなる
  • ドーピング検査でのリスクが下がる
  • ガンの発症リスクが下がる

これらはアスリートにとって大切な要素であり、健康的に毎日を過ごすうえで必要な要素です。

なぜそれぞれのメリットを得られるのか、以下で解説します。

  

精神状態が安定する

ヴィーガンは雑食の人に比べ、不安やストレスを感じにくく、精神状態が安定します。

アメリカで行われた研究「Vegans report less stress and anxiety than omnivores(ヴィーガンは雑食主義者よりストレスや不安が少ない)」では、ヴィーガンを続けると精神的な健康にいい影響を与えるといった結果が公表されました。

メンタルの維持はパフォーマンスに影響するため、アスリートにとってヴィーガンはパフォーマンスを最大化するための一つの方法と言えるでしょう。

 

疲れにくくなる

ヴィーガンでは消化活動にエネルギーを使わないため、疲労が溜まりにくくなります。

なぜなら、ヴィーガン食は消化に時間がかからないためです。

肉類を摂取すると、消化するのに約12~24時間を必要としますが、野菜や果物の場合は約40分~2時間ほどで消化ができます。

そのため、余計なエネルギーを使わず、回復しやすいのです。

 

ドーピング検査でのリスクが下がる

大会前のドーピング検査でのリスクを恐れてヴィーガンを選ぶアスリートもいます。

実際にメキシコでは、成育促進に「たんぱく同化薬」が使用された肉を摂取したことが原因で、ドーピング検査で陽性になった事例があります。

事情を説明・証明できなければ違反とみなされてしまうのです。

せっかくの努力が無駄にならないよう、アスリートはリスクの少ないヴィーガンを選ぶのです。

 

 

ガンの発症リスクが下がる

ヴィーガンは、様々なガン発症リスクを下げる効果もあります。

イギリスのオックスフォード大学による大規模研究から、ヴィーガンは肉食の人に比べてガン発症リスクが下がるという結果が発表されました。

アスリートに限りませんが、ヴィーガンは健康に効果のある食生活なのです。

 

【一覧】ヴィーガンを実践するアスリート

【一覧】ヴィーガンを実践するアスリート

ヴィーガンを実践しているアスリートを調べたところ、以下の方々がいました。

  • カール・ルイス
  • ノバク・ジョコビッチ
  • セリーナ・ウィリアムズ
  • セルヒオ・アグエロ
  • エクトル・ベジェリン
  • ルイス・ハミルトン
  • スコット・ジュレック
  • パトリック・バブーミアン
  • マレー・ローズ
  • ケンドリック・ファリス
  • カイリー・アービング
  • 中邑真輔
  • 一ノ瀬 メイ
  • 白石阿島

他にもヴィーガンを実践するアーティストはいるかもしれませんが、ネット上で公表しているアスリートは上記のとおりです。

さらに、それぞれのアスリートのヴィーガン事情について詳しく紹介します。

 

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カール・ルイス

オリンピック陸上競技で3大会連続金メダルを獲得したカール・ルイスさんはヴィーガン実践者です。

食事を菜食にしたことで、30代でさらなる自己ベストを叩き出すといった好調ぶり。

そんな1980年代はアメリカでもヴィーガンがまだ少ない時代でした。

彼はアスリートヴィーガンの先駆けともいえるでしょう。

 

ノバク・ジョコビッチ

男子プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチさんは、2016年にヴィーガンを始めました。

彼がヴィーガンを選ぶ理由としては、試合後の回復が良いことにあるようです。

また、ヴィーガンを始めてアレルギーがなくなったと証言しています。

 

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セリーナ・ウィリアムズ

アメリカの女子プロテニスプレーヤーであるセリーナ・ウィリアムズさんもヴィーガン実践者です。

セリーナさんは、免疫システムが弱まるシェーグレン症候群に苦しんでいた姉のヴィーナスさんによる影響からヴィーガンを始めました。

ヴィーナスさんは、ヴィーガン生活で症状が改善していったそうです。

そんな姉を見てセリーナさんもヴィーガンを始めたところ、筋肉はしっかりと維持することができ、体の調子が良くなったと感じたそうです。

現在、セリーナさんは自身でヴィーガンブランドを立ち上げるほどヴィーガンを愛しています。

 

セルヒオ・アグエロ

アルゼンチン代表プロサッカープレイヤーのセルヒオ・アグエロさんは、ワールドカップに向けた準備の一環として、ヴィーガンの実践をしています。

しかし、競技の前以外は動物性食品を食べるため、厳密にいうとヴィーガンというよりフレキシタリアンです。

 

 

エクトル・ベジェリン

スペイン・バルセロナ出身のプロサッカー選手であるエクトル・ベジェリンさんは、 競技期間外でもヴィーガン生活をしています。

エクトル・ベジェリンさんは体を『デトックス』するために、数週間試したことがことがキッカケでヴィーガンになりました。

回復が早いことが魅力だと話し「体だけではなく、地球に良いことをすれば自分にも良いことがある」とも話しています。

 

ルイス・ハミルトン

F1ドライバーとしてワールドチャンピオン6回経験しているルイス・ハミルトンさんもヴィーガン実践者です。

F1ドライバーは強力な重力に耐える筋力が必要。

ルイス・ハミルトンさんは33歳のときからヴィーガン生活をし、多くの優勝実績を残しています。

 

スコット・ジュレック

トレイルランナーアスリートであるスコット・ジュレックさんもヴィーガン実践者です。

全米新記録を樹立しているスコット・ジュレックさんは毎週225 km 以上を走るトレーニングをしています。

24歳の時から玄米や豆腐などを中心とした食生活を送り、1年半かけてヴィーガンになりました。

 

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パトリック・バブーミアン

560 kg の重さを担ぐなど、世界一の怪力男として知られるパトリック・バブーミアンさんもヴィーガン実践者です。

強靭な肉体はインパクトがありますが、「自分より強い雄牛だって肉は食べない」と話しています。

大豆やナッツ類でタンパク質を摂っているようです。

 

マレー・ローズ

オリンピック水泳4つの金メダリストであるマレー・ローズさんもヴィーガンを実践しています。

マレー・ローズさんの場合は、幼い頃にひ弱であったマレーを心配した両親がヴィーガン食で健康をサポートしていました。

また、有害な化学物質を含まない自然食品にもこだわるなど、幼いころからのピュアヴィーガンです。

 

ケンドリック・ファリス

重量挙げ選手でありアメリカ最高記録を持つケンドリック・ファリスさんもヴィーガンを実践しています。

2014年に動物性食品を断ち、ヴィーガンへと移行しました。

肉食のイメージが強い重量上げ選手ですが、ヴィーガンでも実績を叩き出せることを証明しています。

 

カイリー・アービング

北アメリカの男子プロバスケットボールリーグNBAで活躍するカイリー・アービングさんもヴィーガン実践者です。

カイリー・アービングさんはヴィーガンを始めてから「体の調子もすごく良くなって、元気が蘇ってきた。ヴィーガンに切り替えてから、選手としてのパフォーマンスも格段に上がっている」と証言しています。

 

中邑真輔

アメリカで活躍しているプロレスラーである中邑真輔(なかむら しんすけ)さんもヴィーガン実践者です。

高い柔軟性が特徴の中邑真輔さんは、若い頃から食事に気を使っていました。

口から入ったものから身体は造られるという考え方から、ヴィーガンを選択しているようです。

 

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一ノ瀬 メイ

パラ水泳日本代表選手としてリオパラリンピックに出場した一ノ瀬 メイさんもヴィーガンを実践しています。

一ノ瀬 メイさんは『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』という映画を観たのがキッカケでヴィーガンになりました。

ヴィーガン生活をしてから脂肪が落ちて筋肉量が上がり、体力も回復しやすくなったと話しています。

 

白石阿島

スポーツクライミングの白石阿島さんもヴィーガン実践者です。

動物愛護の視点からヴィーガンになりましたが、「エネルギーが増えてお肌もいい感じ」とコメントしています。

 

 

ヴィーガンはアスリートも注目する食生活

ヴィーガンはアスリートも注目する食生活

パフォーマンス向上だけでなく、動物愛護・環境改善のためにヴィーガンを選ぶアスリートはこれからも増えるでしょう。

アスリートにとってメリットの多いヴィーガンは、体や健康のためだけでなく、持続可能な環境作りにおいても貢献しています。

サステナビリティが叫ばれる昨今、アスリートだけでなく、多くの人がヴィーガンを選択するのではないでしょうか。

ぜひスポーツを行っている人やダイエットを行っている人も、ヴィーガン生活を行ってみてください。

   

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